肌の奥にたまったメラニン色素は、正常であれば28日周期で行われる新陳代謝(ターンオーバー)により、古い角質と一緒にアカとなってはがれ落ちます。ところが、加齢とともにターンオーバーは乱れてきて、はがれ落ちるはずのメラニン色素がはがれ落ちずにそのまま色素沈着を起こし、シミとなってしまうのです。
このターンオーバーが乱れてしまう要因として、加齢のほかにも睡眠不足があげられます。
肌の新陳代謝を促す成長ホルモンは、子供の場合は起きている間にも分泌されますが、大人の場合は深いノンレム睡眠時に分泌されることが分かっています。そのため睡眠不足の状態になると、成長ホルモンの分泌も減ってしまうため、新陳代謝の活動が衰えてしまうのです。
1日6時間以上、特に夜10時~3時にかけて眠っていることが理想です。
というのも、成長ホルモンは午前1時~3時ごろが最も盛んに分泌されるため、この時間に深いノンレム睡眠状態になるようにしておくといいのです。
寝入ってから3時間後に深いノンレム睡眠状態になると言われていますので、できれば10時就寝を心がけましょう。
睡眠時には成長ホルモン以外にも、骨を形成するための甲状腺刺激ホルモンや、女性の生理周期などをつかさどる黄体形成ホルモンなど、人体形成において重要なホルモンが多く分泌されます。
お肌のためだけでなく、体の疲れを癒したり、ストレスを解消するためにも、睡眠はたいへん重要です。
しかし、ただ長い時間寝ていればいいというわけではありません。短い時間でも深いノンレム睡眠状態が確保できていれば問題ありませんし、逆に長い時間寝ていても、浅い眠りであれば意味がありません。
眠りの質を良くするために、眠る前の1時間前くらいからテレビやインターネットなどは控えるようにし、照明を暗めにしてリラックスした時間を過すようにしましょう。そうすれば、短い時間でも深い眠りができるようになります。