シミの種類は医学的に分類すると、約20種類にも及ぶと言われています。
そのうち一般的にシミと呼ばれているのは、はがれ落ちずに表皮の奥にとどまったメラニン色素が、そのまま色素沈着してしまったものを指しています。
このメラニン色素とは、いったいなぜ作られるのでしょうか?
紫外線を大量に浴びると、身体が酸化したり細胞が破壊されたりして、がんなどの病気を引き起こす原因になっていると言われています。人間の身体にとって、紫外線というのは害なのです。
そこで人間の身体には、この紫外線の害から身体を守るためのバリア機能が兼ね備えられています。
紫外線を浴びた皮膚は、表皮の一番奥にあるメラノサイトという細胞から黒褐色のメラニン色素を作り出し、表皮のさらに奥にある真皮の部分に紫外線が入り込まないようにブロックします。
いわばメラニン色素というのは、身体のバリア機能が作り出す『天然の黒いカーテン』なのです。
日焼けをすると肌が小麦色に焼けるのは、身体のバリア機能がちゃんと働いている証拠。
このメラニン色素のおかげで、人間は紫外線の害から身を守られているのです。
通常、メラニン色素は紫外線に当たることをやめれば、新しい細胞の生まれ変わりとともに上へと押し上げられ、最後はアカとなってはがれ落ちます。
夏に小麦色に焼けた肌も、冬には元の白い肌に戻るのは、細胞が生まれ変わってメラニン色素がはがれ落ちたからなのです。
しかし、メラニン色素がはがれ落ちずにシミになるという現象は、なぜ起きてしまうのでしょうか?
その原因を次に見てみましょう。